【機種分析】e魔法少女リリカルなのは 導入前評価|完走型ST・フルドライブST・市場評価・ホール運用考察

機種分析

本記事は、e魔法少女リリカルなのはの導入前に公開した機種評価です。現在は導入後ですが、導入前に確認できた基本スペック、完走型ST「フルドライブST」の仕組み、市場での位置付け、ホール運用上の見方を記録しています。

e魔法少女リリカルなのはは、ST70回転中に獲得した大当りをSTOCKとして保持し、ST終了後にまとめて放出する「完走型ST」を搭載したLT機です。

本記事では、スペックだけでなく、完走型STの仕組み、市場評価、ホール運用上の特徴について導入前時点の情報をもとに整理しています。

e魔法少女リリカルなのはとは

e魔法少女リリカルなのはは、三洋物産/サンスリーから登場したスマパチのLT搭載1種2種混合タイプです。

導入日は2026年7月6日です。型式名は「e魔法少女リリカルなのはHTEZ2」、検定番号は「6P0220」で、導入前に公表された販売予定台数は5,000台でした。

本機は、大当り確率約1/348.5、右打ち時大当り確率約1/51.6、ST回数70回、ST継続率約75%という構成を持つLT搭載機です。

最大の特徴は、ST70回転中に獲得した大当りストックを保持し、ST終了後にまとめて一括放出する「完走型ST」を搭載している点です。RUSH名称は「フルドライブST」で、最大5ストックまで獲得できる構造とされています。

従来のST機のように大当りごとに区切るタイプではなく、STを完走してからストックを放出する点が本機独自の特徴です。

LT機の基本的な仕組みについては、【業界解説】ラッキートリガー(LT)とは?制度条件・数値基準・市場構造まで徹底解説も参考になります。

e魔法少女リリカルなのはの基本スペック

e魔法少女リリカルなのはの主なスペックは以下の通りです。

e魔法少女リリカルなのはの大当り確率・ST突入率・ST70回・出玉構成

e魔法少女リリカルなのはの基本スペックと機種情報。
出典:三洋物産「e魔法少女リリカルなのは」公式資料

  • 大当り確率:約1/348.5
  • 右打ち時大当り確率:約1/51.6
  • 図柄揃い時ST突入率:約63%
  • フルドライブST直行比率:約51%
  • チャレンジタイム経由比率:約49%
  • 図柄揃い比率:約81%
  • 2Rチャージ比率:約19%
  • ST回数:70回
  • ST継続率:約75%
  • CT回数:100回
  • LT突入確率:約1/646
  • 賞球数:1&1&1&4&15
  • カウント数:10C
  • ラウンド:2R/6R/10R
  • 遊タイム:非搭載
  • 転落タイプ:非搭載

本機は転落タイプではありません。右打ち中は転落抽選で終了するタイプではなく、ST70回の中で大当りを目指すゲーム性です。

本機は図柄揃いとチャージが分離されており、図柄揃い時のST突入率は約63%です。図柄揃い後は約51%がフルドライブSTへ直行し、残りの約49%はチャレンジタイムへ移行してST突入を目指します。

スペックを見る際は、図柄揃い時ST突入率約63%と、フルドライブST直行比率約51%を混同せず、チャージ比率、ST回数、右打ち時大当り確率とあわせて整理することが重要です。

パチンコの突入率・継続率・ST・LTの違いについては、【業界解説】パチンコ・スロットのスペックの見方|突入率・継続率・ST・LTの違いもあわせて確認すると理解しやすくなります。

完走型ST「フルドライブST」の特徴

本機最大の特徴は、特徴的な完走型ST「フルドライブST」です。

完走型STとは、ST中に獲得した大当りをその場で消化せずSTOCKとして保持し、ST回数を最後まで消化した後にまとめて放出するゲーム性です。

e魔法少女リリカルなのはの通常時からチャレンジタイム・フルドライブSTまでのゲームフロー

通常時からフルドライブSTまでのゲームフロー。
出典:三洋物産「e魔法少女リリカルなのは」公式資料

一般的なST機とは異なり、大当りのたびにSTが中断されないことが、本機最大の特徴となっています。

通常のST機では、ST中に大当りを引くとその都度大当りを消化し、再びSTへ戻る流れが一般的です。

一方で、e魔法少女リリカルなのはでは、ST70回転中に獲得した大当りストックを保持し、ST終了後にまとめて放出する構造が採用されています。

e魔法少女リリカルなのはの完走型フルドライブSTと大当りストックの仕組み

ST中に獲得した大当りを保持する完走型ST「フルドライブST」。
出典:三洋物産「e魔法少女リリカルなのは」公式資料

最大ストック数は5個です。

このため、右打ち中のゲーム性は「大当りを引いたらすぐ消化する」タイプではなく、「ST中にどれだけストックを積み上げられるか」を楽しむタイプになります。

本機は単なるロングST型というより、ST中のストック演出と一括放出を軸にしたフルドライブST機として整理する方が正確です。

ST70回・右打ち時約1/51.6・継続率約75%の見方

e魔法少女リリカルなのはの右打ち中は、ST70回、右打ち時大当り確率約1/51.6、ST継続率約75%という構成です。

ST70回という回数だけを見ると、e無職転生のST130回やe結城友奈は勇者である~極限7500~の真・勇者RUSH115回より短く見えます。

ただし、本機はST中に獲得した大当りをストックし、ST終了後に一括放出する完走型STです。

そのため、単純にST回数の長さだけで比較するのではなく、ST中のストック獲得体験、完走後の一括放出、出玉構成をセットで見る必要があります。

継続率は約75%ですが、記事内では「継続率92%」のような定義が曖昧な数値を単独で強調せず、ST継続率約75%を基準に整理します。

出玉構成とストック型の見せ方

e魔法少女リリカルなのはのSTOCK解放と3000個・4500個・7500個の出玉構成

フルドライブST終了後のSTOCK解放と出玉構成。
出典:三洋物産「e魔法少女リリカルなのは」公式資料

本機では、300個、900個、1500個、3000個、4500個、6000個、7500個の出玉パターンが存在します。

ST中の期待出玉構成は以下の通りです。

  • 1500個:約47%
  • 3000個:約32%
  • 4500個:約14%
  • 6000個:約5%
  • 7500個:約2%

ST突入時の期待出玉に関する数値も示されていますが、記事内では出玉量そのものより、完走型STの仕組みを中心に整理します。

本機の魅力は、単純な出玉量訴求ではなく、ST中にストックを重ねる体験と、完走後にまとめて放出される構造にあります。

演出面の特徴

演出面では、劇場版2作品を中心に構成されています。

新規描き下ろし演出が搭載されているほか、歴代主題歌14曲を収録している点も特徴です。

また、AIカスタマイズや完走型ST専用演出も搭載されています。

導入前時点では、シリーズとして約6年ぶりの新作であることから、リリカルなのはシリーズの固定ファンに対する一定の訴求力が期待されていました。

導入前分析では、版権機としての訴求だけでなく、完走型STという特徴的なゲーム性をどこまでユーザーに伝えられるかが重要と考えられました。

LT突入確率約1/646の見方

本機では、LT突入確率として約1/646という数値が示されています。

ただし、LT機ではLT突入確率だけで性能を判断するのは適切ではありません。

e魔法少女リリカルなのはでは、大当り確率約1/348.5、図柄揃い時ST突入率約63%、フルドライブST直行比率約51%、ST70回、右打ち時大当り確率約1/51.6、ST継続率約75%、完走型STという構造をセットで見る必要があります。

特に本機は、一般的なLT機のように「上位RUSHに入ったら高継続」という単純な見せ方ではなく、ST中にストックを獲得し、完走後に一括放出する点が特徴です。

そのため、記事内ではLT突入確率だけを前面に出すのではなく、完走型STの仕組みを中心に整理します。

2026年7月LT市場での立ち位置

2026年7月のパチンコ新台市場では、e無職転生、e結城友奈は勇者である~極限7500~、e虚構推理、eワールドダイスターなど、複数のLT搭載機が導入されました。

導入前時点では、e魔法少女リリカルなのはは、アニメ版権LT機、ST機、右打ち性能型機種の比較軸に入る機種として位置付けられていました。

e無職転生は1/399.6のロングST型LT機、e結城友奈は勇者である~極限7500~はBONUSジャッジ型、e虚構推理は下位RUSHからLTを目指す構造です。

それに対して、e魔法少女リリカルなのはは、ST中のストックと完走後の一括放出を軸にした完走型ST機として差別化できます。

2026年7月の新台全体については、2026年7月 パチンコ・スロット新台一覧|導入日・スペック・検定番号・販売予定台数まとめでも整理しています。

7月LT機との比較

e魔法少女リリカルなのはは、同じ7月導入機種では、e無職転生、e結城友奈は勇者である~極限7500~、e虚構推理、eとある魔術の禁書目録 一方通行 最狂などと比較されやすい機種です。

e無職転生は、1/399.6の重い大当り確率とST130回を組み合わせたロングST型LT機です。

e結城友奈は勇者である~極限7500~は、真・勇者RUSHと大満開RUSHを分けたST構造に加え、BONUSジャッジによる出玉振り分けが特徴です。

e虚構推理は、下位RUSHからLTを目指す突破型LT機として整理できます。

eとある魔術の禁書目録 一方通行 最狂は、ST15回・右打ち時大当り確率約1/13の短ST型で、スピード感を重視したタイプです。

これに対してe魔法少女リリカルなのはは、ST70回・右打ち時大当り確率約1/51.6・ST継続率約75%を軸に、ST中のストック獲得と完走後の一括放出で見せるタイプです。

同じLT搭載機でも、e無職転生はロングST型、e結城友奈はBONUSジャッジ型、e虚構推理は突破型、e一方通行は短ST型、e魔法少女リリカルなのはは完走型STとして役割が分かれます。

高出玉志向のLT機との違い

e魔法少女リリカルなのはは、e無職転生やe東京喰種 超デカ 超一撃 ver.のような高出玉志向のLT機とは異なる方向性です。

大当り確率は約1/348.5で、軽い部類ではありません。

ただし、本機は出玉性能だけを前面に出す機種ではなく、フルドライブSTによるストック体験、劇場版映像、楽曲、版権ファンへの訴求を組み合わせたタイプです。

特に、【機種分析】e東京喰種 超デカ 超一撃 ver. 導入前評価|1/999の超荒波スペックと通常版との違いを徹底解説が超荒波スペックによる一撃性を前面に出すタイプであるのに対し、e魔法少女リリカルなのはは完走型STによるストック獲得と一括放出を見せるタイプとして差別化できます。

そのため、ホール運用では「高出玉訴求」だけでなく、「完走型ST」「ストック演出」「シリーズファン向けLT機」という見せ方が重要になります。

ホール運用視点

導入前分析では、e魔法少女リリカルなのはは準主力〜複数台構成向きのLT機として整理しました。

導入前に公表された販売予定台数は5,000台で、大型主力機というよりも、アニメ版権LT機として一定台数を配置しやすいポジションと評価していました。

強みは以下の通りです。

  • リリカルなのはシリーズの版権訴求
  • 約6年ぶりのシリーズ新作
  • 劇場版映像中心の演出構成
  • 歴代主題歌14曲搭載
  • 完走型STという新しいゲーム性
  • ST中ストック演出による差別化
  • 導入台数5,000台による希少性
  • 高出玉志向一辺倒ではなく継続体験重視で見せやすい点

一方で、注意点もあります。

  • 完走型STの仕組みを説明しないと伝わりにくい
  • 「継続率」だけで比較されると魅力が伝わりにくい
  • 7500個比率だけを強調すると射幸性訴求に見えやすい
  • 版権ファン以外への訴求にはゲーム性説明が必要
  • 大型主力機ではなく、準主力〜複数台構成での見せ方が重要

ホール側では、単に「LT搭載」や「高継続」として見せるのではなく、ST70回中にストックを獲得し、完走後に一括放出するフルドライブSTの仕組みを分かりやすく伝えることが重要です。

ユーザーに説明が必要なポイント

e魔法少女リリカルなのはでは、以下の点をユーザーに説明する必要があります。

  • 大当り確率は約1/348.5
  • 図柄揃い時ST突入率は約63%
  • 図柄揃い後の約51%がフルドライブSTへ直行する
  • 残りの約49%はチャレンジタイム経由でST突入を目指す
  • 図柄揃い比率は約81%
  • 2Rチャージ比率は約19%
  • ST回数は70回
  • 右打ち時大当り確率は約1/51.6
  • ST継続率は約75%
  • LT突入確率は約1/646
  • 転落タイプではない
  • ST中の大当りストックを保持し、ST終了後に一括放出する完走型STである
  • 最大5ストックまで獲得できる
  • 7500個比率のみで判断しない

本機は、従来型のST機や一般的な上位LT機とは見せ方が異なります。

そのため、スペック表記だけでなく、フルドライブSTの流れを説明することが、ユーザー理解と稼働維持の両面で重要になります。

2026年7月LT市場における役割

導入前時点では、2026年7月はパチンコ新台の動向が特に重要な月と見られていました。

e必殺仕事人Ⅵのような主力ミドル、e無職転生のようなロングST型LT機、e結城友奈は勇者である~極限7500~のようなBONUSジャッジ型、e虚構推理のような突破型LT機など、複数の方向性を持つ機種が並びます。

その中でe魔法少女リリカルなのはは、完走型STを搭載したアニメ版権LT機として、独自の立ち位置を持つと評価していました。

高継続率だけで見せる機種ではなく、ST中のストック体験と完走後の一括放出を楽しむタイプとして整理することで、他の7月LT機との差別化がしやすくなります。

e魔法少女リリカルなのは 総評

導入前時点では、e魔法少女リリカルなのはは、2026年7月のLT機市場において、完走型STを搭載したアニメ版権LT機として注目されていました。

大当り確率約1/348.5、図柄揃い時ST突入率約63%、フルドライブST直行比率約51%、ST70回、右打ち時大当り確率約1/51.6、ST継続率約75%という構成に加え、ST中に大当りストックを保持し、ST終了後に一括放出するフルドライブSTを搭載しています。

従来のロングST機や高継続LT機とは異なり、「ST中にどれだけストックできるか」を軸にしたゲーム性が特徴です。

ホール運用では、e無職転生やe結城友奈、e虚構推理、eとある魔術の禁書目録 一方通行 最狂などと比較しながら、完走型ST・版権LT機・ストック演出特化機として見せることが重要です。

導入前分析では、7500個比率やLT突入確率だけを強調するのではなく、完走型STの仕組み、図柄揃い時ST突入率、右打ち時大当り確率、ST継続率を分けて整理することが、正確なスペック理解につながります。

e魔法少女リリカルなのはのよくある質問

e魔法少女リリカルなのはの完走型STとはどのような仕組みですか?

ST70回転中に獲得した大当りをSTOCKとして保持し、ST終了後にまとめて放出するゲーム性です。

通常のST機のように、大当りのたびにSTが中断されないことが特徴です。

フルドライブSTとは何ですか?

フルドライブSTは、e魔法少女リリカルなのはに搭載された完走型STです。

ST70回・右打ち時大当り確率約1/51.6・継続率約75%で構成され、最大5ストックまで保持できます。

e魔法少女リリカルなのはの図柄揃い時ST突入率は何%ですか?

図柄揃い時のST突入率は約63%です。

図柄揃い後は、約51%がフルドライブSTへ直行し、残りはチャレンジタイム経由でST突入を目指します。

e魔法少女リリカルなのはHTEZ2のスペックは?

型式名は「e魔法少女リリカルなのはHTEZ2」です。

大当り確率約1/348.5、ST70回、右打ち時大当り確率約1/51.6、ST継続率約75%、LT突入確率約1/646で、導入前に公表された販売予定台数は5,000台です。

■ 更新履歴

  • 2026年5月29日:記事を初版公開
  • 2026年7月19日:公式画像追加、FAQ追加、完走型ST・フルドライブSTの説明を追記し、導入後時点に合わせて表現を調整